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コーベルクローゼット様のクリスマスキャンペーン写真のプロップスタイリング&デザインをさせていただきました。

「サンタの身仕度」がテーマです。

きっと、12月23日頃になると、サンタは「よっこいしょ」と椅子から立ち上がり、

世の子供達にプレゼントを届けるための身仕度をはじめることでしょう。

シャツ、パンツ、靴下、帽子、ハンカチ、歯磨きセット、夜食のキャンベルスープとヒゲ。

持ち物確認をしながら、ゆっくりとお気に入りのもので旅の準備を進めていくサンタを想像します。

こだわりの多いサンタはこだわりのハンガーも使います。

ハンガーはしゅっとしたモダンなデザインなので、この撮影のスタイリングは白をベースに、

赤や緑を差し色として選びました。

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今回ビジュアルを決めるにあたって、ハンガーとクリスマスの組み合わせを考えたのですが。

 デザインソースとなったのは映画ホームアローン。

このハンガーは個人向けの販売なので、

やはり、家で使うもの、暮らしの中で使うものとしてのポイントは外せません。

ホームアローンはクリスマスの映画としてあげる人も多いのですが、家族の話でもあり、

今回のヒントになるのではないかと思いました。

 主人公ケビンの家は実にクリスマスらしい家に住んでいます。

壁紙が緑やデコラティブな花柄で、床は赤い絨毯。ドアは白。

派手派手なのにポップというよりは伝統的で、チープになりすぎない印象です。

その理由はなんなのか・・というと、やはり歴史を感じさせる古いインテリアや装飾が入っているからではないでしょうか。

ビンテージものって安定感、安心感、重厚感を引きだす力があると思っています。

その他、役者の服、寒い外の風景や中の暖かさ。照明。会話や表情にも目がいきます。

そんなぐるぐる考える中で、向かうべき方向性はこのように絞りました。

1)ハンガーのモダンなデザインの主張

商品のハンガーは埋もれないようにしつつ、モダンなデザインを彷彿とさせるような背景をつくります。

これは、全体的な色使いや、小道具を整列させる並べ方(角が出るようにする、ラインをぴっちりそろえる)

 にも意識を向けています。

2)季節感のあるクリスマスカラーを出しつつ、チープになりすぎないビンテージ感をだす

クリスマスカラーは赤と緑を使う方向に決めました。

ビンテージ感を出すっていうのはどこまで?がポイントです。

サンタの中身は恰幅の良い男性、つまりおじさんだと思うのですが、

自分が子供ならイケてないおじさんよりイケているおじさんからプレゼントはもらいたいもんですよね。

例えばボロボロのハギレで汗を拭くサンタよりも、少し小洒落たハンカチを使っているサンタ。

ちらっとポケットから見えるハンカチのデザインを見て、なんとなく

 「あ、この人からプレゼントもらったらきっと素敵だな」って安心できるようなサンタ。

そういうサンタが持っているものって、おそらく、古ければ良いというよりも、

古いもの+よくデザインされたもののミックス感を大事にしているのです。

だからこそ、古いものを使う時は気を付けなければなりません。

今回でいうと、ハンカチはビンテージ寄りで考えるよりも、モダンデザイン寄りの発想で、

 マーガレットハウエルのハンカチを採用しました。

では、時を経た良さ、素材感というか、ビンテージ感はどこでだすか?ですが。

今回はハンガーのモダンなデザインを大切にしたいこともあり、ふんだんには使っていないのですが、2箇所で使いました。

一つは鹿の角。また、もう一つは厚みのある赤いジャケット。

鹿の角はモチーフとして使っています。

クリスマスといえば鹿といっても過言ではありません。

最初は鹿の頭を丸ごと使うことも頭によぎったのですが…猟師の家になってしまいそうだったので、

ここは可愛く角の一部だけを使用します。

赤のジャケットとして選んだのはウールのボーイスカウトの古着です。

ボーイスカウトはよりよい社会のために、様々な野外活動や訓練を通じて青年を育てていく団体です。

サンタって言ってみれば寒いところで、ソリに乗って何時間とプレゼントを配ります。

アウトドア経験や精神が備わっていないとできることではないのでは…と想像します。

なんとなくですが、サンタはボーイスカウト的卒業を経て一人前になるのではないかという印象があり、

文化的背景も読み取れればと思い選んだジャケットです。

また、ヒゲと並べたときの素材感も大切でした。

3) ハンガーを家で使う場面を想像できるようにする

「家感」はつまり、生活感で出すことができます。

家で行うことといえば、食べること、歯磨きすること。これから旅に出るサンタは、

なるべく家のように心地良く、旅をするために、最適な準備をします。

キャンベルスープは寒い日にほっこりと食べる。その後の歯磨きもエチケットとして忘れません。

フォトグラファー/星野耕作

プロップスタイリング&デザイン/秋山麻衣子

 

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